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田助手(たすけて)募集

2007年6月14日(木)〜18(月)



皆さん、荒れた棚田の整備に手を貸して下さい。

久木野地区には100ha近い石垣の棚田があり、遙か昔から営々と米作りを行ってきました。また、森林を育ててきました。久木野の97%を占める森林は、降った雨を蓄え、土を作り、酸素を作って人間の生活を支えています。

しかし、山の産物の価格は下がり、米も安くなって、山村で暮らすのは大変になってきました。久木野の皆さんは、先祖から受け継いだ山や田を荒らしてはいけないという倫理感は人一倍強いのですが、それでも身体が思うように動かなくなったり、経済的に離れて暮らさねばならなかったりで、荒れる棚田が増えています。

棚田は米を育てるだけの場所ではなく、山村に人が暮らすための社会基盤の一つです。山村に人が暮らせば、儲からなくても森林の手入れをすることはよくあります。
世界的に見れば、木材はいずれ不足することは明らかですし、森林の働きがあってこそ人間は生きていくことができるのです。棚田が荒れれば、社会基盤が揺らぎ、山村には人が暮らせなくなります。すると、森林の働きも弱まることでしょう。

こういう考えに立って、愛林館では、荒れた棚田の手入れをこれまでもしてきました。今回は、もっと広くの方々から協力を得たいと考え、「田助手(たすけて)」を募集します。

手始めに、梅雨の雨を利用して、2反(2000平方m)の棚田を復元してみます。
また、1町(1万平方m)近い草むらの草刈りを行います。使われなくなり、草が生えた田は猪にとっては一等地。そこを根城に、周囲の田畑を荒らしに来ます。少しでも草むらを減らし、景色を良くして猪の害も減らそうという試みです。

復元した田には、赤米を植えます。長いのげともみが赤くて美しい品種です。秋には、遠くから見ても一目でわかります。

皆様、自分の手で美しい棚田の景色を作り出してみませんか。よろしくご協力をお願いします。

日時:6月14日(木)〜18日(月) 
 ★午前8時半に宿舎を出て、夕方5時半に戻ります。
 ★部分参加可。
 ★雨が激しい時は休み。
内容
 ★数年お休みした棚田を水田に回復し、田植えをします。
 ★荒れた棚田の草を刈ります。
作業場所:水俣市大川(愛林館より車で10分)

参加費:一人500円 (保険代・何日でも一律に500円です。

食事・宿泊費:無料
宿泊:愛林館大広間(二部屋・男女別)に雑魚寝。


お問合せ・お申込:
867-0281 熊本県水俣市久木野 1071 愛林館
TEL&FAX 0966−69−0485 (土日祝はレストランも営業中)

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