小谷野哲郎 プロフィール
東海大学音楽学課程在学中よりバリ島のサウンドスケープ研究の傍ら、バリ舞踊を始める。同大学院芸術学研究科修了後、1995年よりインドネシア政府給費留学生(ダルマシスワ)としてインドネシア国立芸術高等学院(STSI)デンパサール校舞踊専攻科に留学。学外でもA.A.グデ・オカ・ダラム氏、イ・マデ・ジマット氏、I.B.オカ・ワルジャナ氏、イ・マデ・シジャ氏ら、現代バリ舞踊界における人間国宝級の舞踊家達に師事し、舞踊技術の研鑽を積むと同時に精神的哲学的影響も強く受ける。バリ島各地のガムラングループと共に舞踊の奉納公演に多数参加。
帰国後、日本では前例のない、プロの男性バリ舞踊家として活動を開始。現在までも唯一の男性プロバリ舞踊家であり、仮面舞踊を中心として、伝統の技術に裏付けされながらも現代的な、自由で幅広い活動を展開している。中でも半仮面を使って喋り、歌い踊るものは、そのキャラクターの多彩さ、濃さと相まって特に人気が高く、それのみでMCなどの要望が入ることも数多い。指導者としても、劇団四季やその他の劇団、個人などを多く指導している。
彼の呼びかけにより結成された日本人のガムラングループ「ウロツテノヤ子」とともに活動することも多い。
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