水俣風味噌の作り方


材料の重さの割合 : 麹3.2  塩0.7    大豆1.0 → 約6の味噌ができます。

1:大豆を水に浸ける
・一晩浸ける。大豆が膨れるので、水はたっぷりと。

2:大豆を煮る
・大豆は水を切ってから煮る。
・親指と小指で大豆をつぶせる程度の柔らかさまで煮る。2、3時間かかるので、焦げ付きやふきこぼれに注意。
・煮えたら、煮汁を少し残しておく。

3:大豆を潰す
・煮えた大豆を、形がなくなるまで潰す。

4:麹と塩を混ぜる
・麹の米粒がばらばらになるまでよく混ぜる。
・塩は海水からとった本物が最もうまい。次いで沖縄の塩や伯方の塩など。JTの塩はお勧めしません。

5:全部を混ぜる
・潰した大豆と、塩を混ぜた麹を混ぜる。一様になるようによく混ぜる。
・大豆の煮汁を入れて、水分を調整する。この段階では、味噌としては水分が少なくてポロポロしているくらいでよい。

6:容器に入れる
・空気を遮断できる容器に入れる。密封容器がなければ、漬物用の厚いビニール袋に入れ、口を縛ってもよい。
・味噌の中に空気が入らないように、叩きつけるように入れる。
・味噌の上から重石を乗せる。

7:熟成する
・好みの味・香りになるまで室温で熟成する。因に、水俣では作って1カ月程度の麹の香りの強いものが好まれる。他の産地では半年から1年熟成する。
・熟成中はアルコール発酵が進むので、ビニール袋が膨れることがある。アルコール臭がする場合は問題ない。
・熟成中にかびが生える場合があるが、白いかびは麹なので問題ない。黒いかびは気づいたら除去する。食用アルコール(なければ米焼酎)を霧吹きで吹きかけると多少はかびを防いでくれる。大豆の皮だけが黒く変色することもあるが、これはかびではないので心配は無用。



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