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愛林館田援計画(でんえんプロジェクト) |
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第9回 グリーンセミナー 「炭のがっこう」ご報告 |
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2004年12月4日(土)〜5日(日)
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12/4−5に予定通り「炭のがっこう 炭といつまでも」を開催しました。今回は参加者は9人でした。
12/3(金)は春のような暑い日でしたが、明日は雨という予報を信じて、炭焼き予定地にシートをかぶせ、テントもすぐ横に張っておきました。12/4(土)はその通り朝から雨でしたが、とにかく決行。まずテントを立て、作業がしやすいように移動して、竹を切りました。続いて、地面の上にレンガを積んで、炭窯の構造をよくわかるよう解説し、テントの下に穴を掘って簡易炭窯を3基作りました。
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雨の中テント立て |
溝口氏が簡易炭窯の作り方を説明 |
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燃料は枯れた孟宗竹。切って割って窯に詰め、着火。雨はますます激しく、風も結構強く、かなりの悪条件ではありましたが、どうにか火はつきました。しかし、青空の下よりも作業が制約されるし、テントはあっても地面は濡れます。夜、完全に暗くなってから火を消して、取り出しは翌日ということになりました。
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テントの下で、簡易炭窯を3基作りました |
炭窯に着火 |
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夕食は、溝口総裁(環太平洋浄化300年計画の総裁です、自由飲酒党ではなくて。)の指導で、漆黒の炭うどんと黄色のうこんうどんを打ちました。二色を合わせて虎うどんも作ってみました。メインは合鴨鍋(今回は解体はしていません)。ようやく手に入った亀五郎、長雲、十年のうたたね(十年貯蔵の米焼酎)に一刻者と、焼酎は充実しました。発泡酒はちょっと若かったけど、まずまずのでき。
食後は総裁による環太平洋(+インド)炭焼き旅の幻燈会。このところコンピュータ画像ばかりでしたが、久々に幻燈もいいなと見直しました。バリ、コスタリカ、タイ、オーストラリアとインドでの炭焼きの報告でした。冗談半分だった「環太平洋」も、溝口総裁のフットワークの良さで日本を含め6カ国になりましたから、十分に環太平洋です。
翌12/5(日)は、オイル缶を細工しての炭窯作りと炭焼き。雨は上がったのですが、一転して寒い日でした。最初に、オイル缶の加工方法を皆で体験してみます。次に、昨日のレンガ窯を開けてみました。地面が湿っていたせいか、暗かったので気密が不十分だった(煙が出ていたのを見逃した)か、灰が多量にできるというちょっと残念な結果でした。あれだけの悪条件では仕方のないことでした。
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オイル缶の細工 |
レンガ窯の竹炭を出す |
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オイル缶炭焼きでは、竹の箸を焼きます。溝口総裁の方法(箸を草で縛って縦に入れる)と私の手抜き方法(箸を横に寝せて入れる)をやってみましたが、手抜き法ではぎっしりと入りすぎて、未炭化の部分が多く残ることがわかりました。オイル缶も3缶で焼きましたが、合わせれば結構な量の炭になります。これを1日3回転ほどさせれば、オイル缶といえどもバカにならない量ができるでしょう。燃やさずに土壌改良や水質浄化や床下調湿に使えば二酸化炭素固定であり、立派な温暖化対策になります。
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オイル缶でこんなにたくさんの炭が |
まつぼっくりの炭もきれいに焼けた |
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炭焼きの間には、でんぷんで作った糊に炭の粉を入れての「炭粘土細工」を楽しみ、さらにたき火で焼き芋というおまけもありました。悪天候ではありましたが、溝口総裁の丁寧な指導もあって、皆様喜んでいただけたと思います。
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