石垣積みワークショップ日誌1

2/23(金)
・夕方、神戸よりSさんが到着。インターネットの「百姓天国メーリングリスト」の仲間。文章の交換はしたことがあるが、初対面である。同メーリングリスト(以下MLと略)には全国で150人近くが参加し、専業農家から就農指向のサラリーマンまで、いろいろな立場の人が活発に議論をしている。

・インターネットはどんどん端末を持つ人の数が増えており、ようやく情報発信の道具として使えるようになってきた。今回は私の参加するMLにはあちこちで参加を呼びかけ、また個人メールも発送し、数人がそのルートで情報を得て参加してくれた。

・Sさんをそのまま拉致して船瀬俊一氏の講演会へ。終わって帰ると、北九州よりIさん親子が到着していた。Iさんは現在某紙のモニターを一緒にしている方で、個人メールに誘われて遠距離の参加となった。


2/24(土)
・石垣積みワークショップ第1日。
・この日の朝からの参加者を加え、16人が集まる。予想外の人数である。
・今回は、昨夏の大雨で崩れた吉井和久さん所有の棚田の石垣の積み直しを行う。ワークショップに先立ち、吉井和久さんはユンボで崩れた石垣周辺を掘り、すぐに石積みに取りかかれるよう準備を整えてくれた。積む石も、崩れた石に加えて軽トラック2杯分程度は揃えてくれた。

・講師は地元のベテランの吉井さん、大川さん、中村さん。皆70代だが生き生きとしていて、参加者はびっくりしている。
・この日は曇りだが、昨夜からの雨で、足下がぬかるんで動きにくい。参加者が一人、ぬかるみに足を取られて転倒し、ひやっとするが幸いけがはなかった。

・まず最初にティピー(北米先住民族の円錐形のテント。中で火が焚ける)を張り、昼食を食べる場所を作る。こうした作業はもちろん前もって終わらせておくことも可能だが、参加者と一緒にする方が一体感が高まっていい感じになる。

・その後、講師陣を含めて自己紹介を再び行い、まず中小場の集落の中を見て回る。高さ3mに及ぶ防風石垣や、棚田や川縁の石垣を見学。この後も、初めての参加者は必ず集落内を案内してから作業に入ることになった。













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