石垣積みワークショップ日誌2


2/24(土)
つづき

・石垣の最下部は根石(ねいし)と呼び、基礎となる重要な石。しかしその下に砂利を入れて衝いて固めたりして、大きめの石を置くのかとするのかと思ったが、予想に反し、小さめの石をただ並べるだけであった。

・根石や二段目は重要なので、参加者は見ているだけである。二人でやっと運ぶような大石を、吉井さんはバール一本で少しずつ、自在に動かして、思ったように積んでいく。邪魔な出っ張りがあればハンマーで叩いてわる。上手な人の動きを見ていると実に簡単に見えるが、実際は全然そうではない。

・石の置き方は、面(つら=石垣の表面)がある程度平らになるように、かつ置いた時に周囲の石ときっちりかみ合って動かないようにする。また、置いた石の上の面が平らではなく、面が上がっていて裏側が下がるような傾斜を付けることも必要である。どうしても合わない時は、小さい石を敷いたりして微調整することもある。字で書くとそれだけのことだが、一つ一つ形の違う石を現実に積む時はなかなか思うようには行かない。

・積んだ石の裏側には、小さい石(ぐり石)や土を入れて空間を埋めて行く。上の方に近づくと、赤土を十分に入れて水漏れを防ぐ。

・積む石は吉井和久さんがある程度用意したが、第二、第三の現場はほとんどが採石場より購入した石を積んだ。ぐり石は全部採石場より購入した。この採石場の石は一定方向に割れやすく、石垣積みにはあまり使いやすい石ではないとのことである。もちろん、採石場が違えば石の性質も違うことは言うまでもない。

・昼前になって、ある程度参加者にも積んでもらうようにした。講師陣は、石垣積みは上手だが素人に教える経験はあまり積んでいないので、つい自分で石を積んでしまいがちである。能率は全然上がらないが、素人にやってもらうのが教室だから、と何回かお願いして、だんだん教えるペースがわかってきた。しかし、講師一人で素人一人を見ることしかできないので、最低でも4mの幅がないとやりにくいことがわかった。

・途中、石積みを中断して、溝口さんによる3時間炭焼き教室。これには講師陣が非常に興味があった模様。情報の相互交流。

・石垣積みは非常に面白く、皆が熱中して予想を遙かに上回るペースで初日が終わる。

・皆で猪汁を食べ、酒を飲み、大変楽しい夕食。












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