HOME環境教育森づくり>働くアウトドア

愛林館では、毎年山林労働を体験するための合宿「働くアウトドア」を開催しています。
短い期間ではありますが、山の仕事を体験して、森を育ててみませんか。
屋外で体を目一杯使った後は、とってもおいしい水やビールやご飯を味わえます。

実施期間:毎年 8月上旬〜約2週間


■「働くアウトドア」報告書
>2002    >2003  
 森林の公益的機能(水源涵養・二酸化炭素吸収・景観・安らぎ・表土保全などなど)は、日本全体で年間70兆円、1ha当たりで279万円(林業白書による)ということです。森林のうち41%(1千万ha)は人工林ですが、日本の林業にとって苦しい状況が久しく続いています。環境コストを含まない安い値段の輸入材が木材の価格を引き下げているためです。

 手入れの行き届いた人工林は、公益的機能は自然林と同様です。しかし、木材価格が15年前の半額になったため、経済合理性に任せていても手入れはされません。森林所有者の多くは、倫理感からお金をつぎ込んで除伐・間伐をしています。

 森林の公益的機能を山村はこれまで無料で提供してきましたが、もはや支え切れません。受益者負担が必要でしょう。地球環境問題が日常的に意識されるようになって何年かが過ぎましたが、その間国内の山村や森林に関する知識は果たして深まったのでしょうか。木材を大量に使う生活や社会、木材の流通、都市生活のコスト、水の行方……。

 「働くアウトドア」で実際の作業をして、こうした問題を考えてみませんか。 ボランティアの皆さんと植えて育てた20haの森林(日本一広いです、多分)を一緒に育てましょう。



★下草刈りとは、植えた苗の周囲の草を刈り、成長を助ける作業です。大きい鎌を使います。
  除伐とは、樹齢20年前後の桧の間引きなどです。鋸となたで桧を切り倒します。

★下草刈りも除伐も誰にでもできる仕事です。体力は使いますが、自分のペースで作業を行いますので、心配はご無用です。

★短期間の参加も歓迎します。

○宿舎
・水俣市久木野ふるさとセンター・愛林館 〒867-0281熊本県水俣市久木野1071
 電話・FAX 0966−69−0485
・初日の夕食は用意しますが、その他の食事は参加者の中で当番を決 めて作ります。

○交通
★肥薩おれんじ鉄道水俣駅からは「みなくるバス」大川行きで57分です。
 水俣駅前発 平日8:20/9:20/11:50/14:10/17:30
       土日祝日 7:20/12:20/16:40
 新幹線の新水俣駅からはバスはありません。タクシーで20分3000円程度です。

★車ならば、熊本市中心部より約2時間半。九州縦貫道八代インターの先から 南九州自動車道路へ入り、終点の田浦インターより約1時間です。

参加費 : 無料


参加資格:

○15歳以上で、まじめに森づくりの作業に取り組む方。性別は問いません。
     中学生以下は、保護者同伴でご参加下さい。

携行品:

 ○地下足袋(山林用スパイク付きが最良。なければ農業用の底の厚いもの。鳶用はだめ。底の厚い滑りにくい靴でも可。)
 ○作業ズボン(濡れても動きやすいものを。ジャージも適。ツナギ、ジーンズなど厚いものは良くない。)
 ○長袖シャツ(前開きで白っぽくて薄いものが暑くないので良い。)
 ○帽子(できれば笠がよい。麦ワラ帽などつばの広いもの。)
 ○滑り止めつき軍手・タオル・水筒(2リットル以上)・サンダル・小さいザック・雨合羽・着替え・常備薬(かゆみ止め・かぜ薬・胃腸薬など)・健康保険証・その他合宿生活に必要なもの

応募方法:

○電話/FAX/郵便/電子メールで、住所・電話番号・氏名・年齢・生年月日・性別・血液型・参加期間を愛林館までお知らせ下さい。

○定員(一晩の宿泊人数20人)になったら締め切ります。定員に満たない場合は前日でも申し込めます。

その他:

○作業に当たっては傷害保険に加入します。けがや急病の場合、応急処置はしますが、主催者は責任は負いません。

○主催/問合せ:  水俣市久木野ふるさとセンター・愛林館 0966-69-0485
    (営業時間 9時分〜5時・土曜も日曜も営業・月曜休館)
    
○共催: 芦北地区林業研究グループ
○協力: 水俣市・水俣市久木野分収林造林組合・林野庁熊本南部森林管理署・久木野寄ろ会

★この事業には、熊本県緑化推進委員会の「県民参加の森づくり助成事業」による助成を申請中です。


  
ページトップへ ▲