石垣積みワークショップ日誌3

2/25 (日)

・石垣積み続行。

・八代で小西行長の作った麦島城を発掘しているというOさん、Mさんが参加。石垣を発掘しているので、石垣の積み方を知りたかった由。今回の参加者は田舎暮らし志望者(既に移住を決めた人も多かった)が多く、そのような人の参加は予想通りだったが、考古学からの参加者があるとは思わなかった。良い意味で全くの予想外で面白いた。

・福岡より参加のKさん、Tさん(インターネット情報経由の参加)が、かねてから見たかった「丸太コンロ」を持参してくれる。これは、檜の丸太(直径25センチ、高さ50p程度)にごく簡単に加工して、丸太を中から燃やしていくもの。上に鍋ややかんを置けばすぐにお湯が沸くし、風にも強い。一同感激。吉井和久さんも、写真では見たことがあったが実物は初めて見たという。チェーンソーの使い方に慣れた人なら誰でも作れる、優れたものである。

・今回は、このように参加者が面白く、久木野とよそとの交流も、参加者同士の交流も非常に活発で実のあるものになっている。

・沢畑は昼までで作業を抜け、半休。講師陣もスタッフ(O君、溝口さん、吉井和久さん)も充実しているので安心。

・作業は昨日の続き。昨日からの参加者はかなり慣れて、石の選定まではできないまでも、積んだ石の裏側の土やぐり石を入れることくらいは自分の判断でやれるようになっている。この日でほとんど終わったようなものである。

2/26 (月)

・石垣積みは続行だが、私は丸々一日熊本出張で、作業には全く参加できず。

・この日の午前中で最初の現場は積み終わってしまった。当初は、この現場だけでも「1週間で終わるだろうか」と吉井和久さんと話をしていたくらいだったが、予想外の進行ぶりである。その要因としては、

1:講師陣と参加者の熱中
2:石垣積みそのものが非常に面白い
3:自発的に動く参加者が多い
4:準備が十分であった
といったことが考えられる。

・吉井和久さんの判断で、中小場の棚田の中の狭い農道の路肩に新たに石垣を積んで、崩壊を止めることとなった。ここは高さ1m幅4mといったところである。











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